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土地と建物の価格の按分について

Question
不動産売買取引に関する問合せです。
【前提条件】
①土地仕入れ額:7億円
②建物仕入れ額:8億円
上記を前提とし売買代金の売主買主間の調整がつきません。
<売主按分>
①土地売買価格:7.05億円
②建物売買価格:9億円
③消費税額:4500万円     計16.5億円
<買主按分>
①土地売買価格:5.16億円
②建物売買価格:10.8億円
③消費税額:5400万円     計16.5億円
できれば買主按分にて取引したいのですが、売主は土地が売上上赤字になるのは問題じゃないかと懸念しておております。実際、問題はあるのでしょうか。お手数かけますが、ご教示いただければ幸いです。

Answer
取引は時価で行う必要があります。土地の売値5.16億円が時価であるのであれば、買主按分は正解となります。
ただし、一般的には売買利益は徐々に老朽化する建物ではなく、土地に付くと考えますので、実際は売主按分も固定資産税評価額の比で按分をしたとか、合理的な基準が無いと厳しいかもしれません。

投稿者: 税務相談 事例集 日時: 2007年07月02日 09:58