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個人で利益があがってしまう場合の税金節約策

Question
個人で事業を営んでいますが、計算した所、あまりにも利益が多すぎるため、税金を考えてぞっとしています。税金を削減するためにはどのような方法があるのかご教授いただければ幸いです。

Answer
個人の事業所得で多額の利益が見込まれる場合、税金を削減する方法として以下の方法が考えられます。
1.事業所得の経費を増やす。
 事業に必要な広告宣伝をしたり、必要な人員を採用する等、経費を出来る限り前倒しにしていく処理が該当します。家賃を1年分前払いしてしまうというのも1年目であれば有効な方法です。
2.損益通算可能な赤字を計上する。
 以前はマンション購入や飛行機購入など主に不動産所得を赤字にするための節税スキームが存在していました。現段階では税制改正によってその多くが効果が薄いものとなっています。

税金の節約を考える上では法人成りは有効な手段となりえます。
平成18年度税制改正で一部改正が行われますが、個人所得では自分の人件費を引く前の利益に対して課税が行われますが、法人の場合には、利益から自分の人件費を控除した残り対して課税が行われます。人件費は給与としてここに概算経費が計上できますので、この概算経費分だけ法人成りすることによる効果が期待できます。また、金融商品を導入することによる税金節約策のバリエーションも法人の方が豊富です。

投稿者: 税務相談 事例集 日時: 2006年04月03日 11:45