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共働きの妻はいくら稼ぐのが税金上、有利か?

Question
夫が外で働き、妻も子育てに奮闘する毎日で子供も保育所に預け妻も働きに出ようと検討中ですが、税金対策的には妻はいくら(お金)まで稼いだらいいでしょうか?

Answer
夫の所得によって妻の稼いだ所得に対する税率が変わってきます。
1.妻の収入0円~103万円:税金0円
2.妻の収入103万円~141万円:
 妻の税金は103万円を超えた金額に対し15%、夫の税額は、配偶者特別控除額が減少した額に対する税率
3.妻の収入141万円超200万円まで:
 妻の税金は103万円を超えた金額に対し15%、夫の税額は、配偶者特別控除額が減少した額に対する税率
4.妻の収入200万円超:妻の税率は15%から徐々に上がっていきます。

以上のことから、税負担は103万円までは少ないのですが、中途半端にこれを超える(段階2)と税負担が高くなります。結果、103万円までに抑える主婦の方が多いのが実情です。
ところが、141万円以上の収入となるとまた、税負担は下がってきますので、働くのであれば普通に常勤で働くというのも選択肢の一つと言えそうです。

上記は税金の話のみで構成されています。社会保険の扶養や会社の扶養手当等、その他の基準も勘案して意思決定されることをお勧めいたします。

投稿者: 税務相談 事例集 日時: 2006年08月02日 10:28