税務相談事例集
当サイト"税務相談事例集"は、
会計・税務・節税に関するご相談やよくある事例について解説しています。
税務相談 事例集 相続・贈与税 > 親族間で不動産を売買する際に贈与にならないように留意すべき事項

親族間で不動産を売買する際に贈与にならないように留意すべき事項

Question
父名義の住宅(土地含む)を、義理の息子が、通常の不動産会社を通じて、市場価格で、購入した場合、贈与税や相続税などは、発生するのでしょうか?義理の息子は、私の妹夫婦です。また、父は、私の実父です。

Answer
父名義の住宅(土地含む)を、義理の息子が市場価格で購入した場合、贈与税や相続税はかかりません。
(1)不動産会社を通す意味
 この場合、通常の不動産会社を通じては、契約書などの整備や市場価格を把握する意味で通すことは意味がありますが、手数料を支払うほどの大きな意味は無いかもしれません。
(2)贈与税や相続税を回避するポイント
 贈与税や相続税を回避するには、あくまで市場価格で売買をすることが大事になります。
(3)弁済の行われない資金提供に要注意
 購入代金について無利息で貸し付けなどの処置をする事例も散見されますが、これも相続又は贈与として問題になりうる可能性があります。購入代金を貸借で行う場合、①契約書を作成する。②実際に返済を行なうことを心がけてください。

投稿者: 税務相談 事例集 日時: 2008年05月29日 12:49