Question
株式の売買を検討しています。売買に際して株式の評価方式は様々であると思いますが、代表的なものをお教えいただければ幸いです。
Answer
代表的な計算方法と考え方を下記に示します。
1.類似業種比準価額‥同業他社の株価と純資産、利益、配当金を自社と比較して株価を計算する方法です。上場会社と直接比較する類似会社比準比準価額というものもあります。
2.純資産価額‥純資産の部を株式の評価額とする方法です。資産を時価評価すると時価純資産、簿価のままで評価すると簿価純資産といいます。
上記の1及び2は相続税の財産評価を行う際に一般的に用いられる方法です。
3.PER‥利益の何倍を株価とするかという尺度で計算する方法です。上場会社の場合には10倍~10倍の間が一応の目安となります。
4.EBITDA‥利子、税金、減価償却費控除前の利益金額を指します。このEBITDAの何倍を株価とするかという評価の方式で主に未上場会社を売買する際に用いられています。未上場会社の売買の際の類似の評価方式としては、純資産価額+利益×3年~5年の営業権という方式も一般的です。